抜いてすぐインプラントで期間短縮!
抜歯即時インプラント埋入は、歯を抜いたその日にインプラントを埋入する治療法です。治療期間が短縮され、骨の減少を防ぎ、審美性が向上します。通院回数も減り、患者さんの負担が軽減されるのが特徴です。
抜歯即時インプラント埋入
目的
抜歯即時インプラント埋入(抜いた直後にインプラントを入れる方法)の目的はおもに治療期間の短縮と手術による痛みや腫れの軽減です。
適応症
- 抜歯後、インプラント予定部分の全周に1ミリ以上の骨があること
- 細菌感染による強い炎症がないこと
- 残っている骨にインプラントがしっかり固定できること
手術方法
- 抜歯: 歯肉を切開し、骨が不足している部位を露出させます。歯ぐきには切開・剥離は行いません。
- インプラントの埋入: 骨の穴の形に影響されないように歯を作れる位置にインプラントを埋入します。
- 骨補填材の充塡: 骨とインプラントの隙間に骨補填材を充填し、インプラント上に特殊な膜(吸収性または非吸収性)を配置します。
メリット
- 治療期間が大幅に短縮されます
- 歯ぐきを切らないので、術後の腫れや痛みが最小限です
- 歯ぐきの幅が維持されやすく凹みが生じません
デメリット
- 手術が複雑であり、特別な技術と経験が必要です。
- 抜歯時の骨の形によってできない場合があります
- 歯ぐきが閉じれないので、手術部位に感染のリスクが伴います。
- 費用が高くなる場合があります。
抜歯即時インプラント埋入は、適切なトレーニングと経験を持つ歯科医師によって実施されるべき重要な手術です。患者さんは、十分な説明を受けた上で、信頼できる歯科医師と相談しながら治療を進めることが重要です。