入れ歯やブリッジに比べて優れた点の多いインプラント治療ですが、デメリットがあることも事実です。患者様に「インプラントにしてよかった」と心から喜んでいただけるように。当クリニックではメリット・デメリットをしっかりご説明の上、ご納得いただいてから治療を開始していますのでどうぞご安心ください。

費用がかかる

むし歯や歯周病、歯の破折など一般的な理由で歯を失った場合のインプラント治療は健康保険の適用外であり、全額自己負担である自由診療となります。そのため健康保険の取り外し式の入れ歯や金属ブリッジと比べて治療費が高額になります。一方で、インプラント治療は医療費控除の対象となるため、確定申告することで所得税を少なくすることができます。医療費控除についてはこちらへ

外科処置が必要

インプラント治療は顎骨にインプラントを埋入する外科処置が必要になります。術中は局所麻酔下で行いますので痛みはありませんが、術後多かれ少なかれ痛みや腫れを伴います。多くの場合、痛みの程度は親知らずの抜歯ほどではなく、鎮痛剤で痛みを抑えることが可能です。また、歯ぐきを拡げないフラップレス手術の場合は腫れをかなり抑えることができます。

治療期間がかかる

 骨とインプラントが結合するには1.5〜3ヶ月程度の期間を要します。型取りをすれば1〜3週間でできあがる入れ歯やブリッジに比べて治療期間が長いことは否めません。ただ、インプラント治療が必要な患者様は歯や歯周病の治療が必要なことが多く、結合期間中にこれらの治療を行い、効率的に治療をすすめることができます。また、骨の条件が良ければインプラントを埋入後すぐに仮の歯を入れる即時荷重インプラントが可能で、その日から軟らかいものなら噛むことができるようになります。

Dr.より

歯を抜いてから相談に来られる方が多くいらっしゃいますが、インプラント治療は歯を抜く前から計画的に行ったほうが治療期間やコストを少なくできることが多いです。抜歯を宣告された場合は、慌てて抜かずにまずはご相談ください。